皇室御用達「西洋寿司」
実は今日、娘が移動教室に行ったため、
母が久しぶりに大きな時間が取れ、
面白いモノを作って、近所のバーさん連中と宴会をやっている。
母が久しぶりに大きな時間が取れ、
面白いモノを作って、近所のバーさん連中と宴会をやっている。
皇室御用達「西洋寿司」である。
↓写真参照
↑元祖西洋寿司
↓写真参照
↑元祖西洋寿司
西洋寿司とは、私の祖父(私の生まれる前に他界)が考案した、
おそらくは日本で最初の西洋風寿司である。
(今でこそ珍しくはないかもしれないが)
おそらくは日本で最初の西洋風寿司である。
(今でこそ珍しくはないかもしれないが)
そもそも、私の祖父は戦前、麻布のフランス大使館でシェフをしていた。
大使館を辞めた後、西洋寿司を考案し、銀座で店を始めた。
しかし、戦局の悪化と共に店を閉めた。
大使館を辞めた後、西洋寿司を考案し、銀座で店を始めた。
しかし、戦局の悪化と共に店を閉めた。
戦後、復活したが、祖父は他界し、以後、私の祖母が続けていた。
しかし一見単純に見えるが非常に高度な技術を要するため、
後継者が出来ず、結局、祖母の高齢化のため店を閉めた。
もう今から40年近く昔の話である。
後継者が出来ず、結局、祖母の高齢化のため店を閉めた。
もう今から40年近く昔の話である。
こんな事を言っては手前ミソであるが、
非常に美味しい。
おそらくは私の食べてきた物の中で間違いなく、
5本の指に入ってくる。
非常に美味しい。
おそらくは私の食べてきた物の中で間違いなく、
5本の指に入ってくる。
さすがに皇室の方々のセンスと言うのは凄い。
この西洋寿司をご評価頂いたとは大変な名誉であり、
また、嬉しい事極まりない。
また、嬉しい事極まりない。
現在、この味を再現できるのは私の母と、
母方の従妹しかいない。
母方の従妹しかいない。
そして、最近この従妹が某県で店を出し復活させた。
そうしたら、もう40年以上の昔の味を覚えている方からメールが来たそうだ。
「西洋寿司とは大変懐かしい。あの、麻布のですよね!?」と。
しかし、残念ながら高価なためウケず、
現在は定食中心となっているようだ・・・(>0<;
現在は定食中心となっているようだ・・・(>0<;
さて、今晩のために母は超久しぶりに西洋寿司を作った。
↑まあ、昔の全盛期の頃と比べるとかなり落ちるが、
味はほぼ完全に再現されている。
↑この寿司のポイントはトマトとキュウリを握る時のシャリにある。
良~く、ご飯を見て欲しい。
何かが混じってはいないか?
これが、トマトとシャリと言う、およそ合わないと思える物を、
見事に調和させているのである。
トマトがそれ程好きでない私も、コレにより大変美味しく食べる事が出来るのである。
「西洋寿司」・・・
もう一度、陛下に召し上がって頂きたいものではある。
完