KISSとロックンロールと自分の未来像

中学生の頃、大人になると言う事は、
「つまらない人間になる事」だと思っていた。

「仕事人間」「酔っ払うだけの人間」
魅力的な大人などほとんどいなかった。

道徳・倫理・法を守り、
がむしゃらに働く事こそが「善」???

当時、日本の男はエコノミックアニマルとまで評されていた。

漠然と抱いていた大人への不信感。

酔っ払って喚き散らしたり、
せいぜいマージャン、競馬、競輪、キャバレー通い???

自分はあんな風にはなりたくないな、と。
つまらなそうな人生だな、と。

そんなある日、衝撃的な映像がテレビから流れてきた。

「KISS 武道館公演!!」

物凄いショックを受けた。

危険と背徳の香りがプンプンと漂いまくる音楽。

ビートの効いたロックンロール。

ビートルズともカーペンターズとも異質のエンターテイメント性。

コイツは凄い、と思った。

外国には、こういう大人もいるんだ、と。

何故か、自分の将来に希望を持てた気がした。

あれから、何十年もの月日が流れた・・・

それでも失いたくないものは・・・

ロックンロール魂!!

Hotter than hell!!

(^^v