幽霊とオートバイの競争・・・(`・ω・´)

学生の頃、当時は警察の試験場でしか受けられなかった、
非常に厳しい大型自動二輪免許にパスし、
いわゆる「ナナハン」を近所のバイクショップから購入した。

そのナナハンはショップの店員が乗っていたものだった。

ナナハンの圧倒的なパワーにも慣れてきた頃、
バイクショップフラリと訪れダべっていた。

すると店員が口を滑らした。

「実はあのナナハンいわく付きなんです」と。

訊くと、
その店員はバイクを私に売る前に友人と二人乗りして某峠(←忘れた)へ夜中に行ったそうだ。

すると頂上付近に女が1人で立っているのを見つけた。

大丈夫かな?と親切で近付いて行った時、
彼はそれが普通とは違う事に気付いた。

その女は空中に浮いていた・・・
(笑)

とっさにアクセルを開け、逃げ出した。

しかし、時すでに遅く、その女?は凄い形相で空中に50センチほど浮いたまま追いかけて来た。

後ろのヤツをつっついて気付かせようとしたが、
金縛りに遭っているらしく、硬直していたそうだ。
(笑)

峠道を全開で走り抜け、何とかブッちぎったそうである。

それ以来怖くなり、そのナナハンを私に売った、とキマリ悪そうに話した。

ピョ~ン、ピョ~ンと上下しながら追ってくる幽霊が怖くて仕方ない、と言っていた・・・
(爆笑)

私は言った。
「気に入った。追いつかれたんならヤバいが、ブッちぎったんだろ」と。

峠道での幽霊とナナハンの競争。
どうやらナナハンの方が速いらしい。
(爆笑)
\(^0^)/