スズメバチの巣に奇襲攻撃!!(その2)

今の家に越して来てから暫くすると、
二階の当時妹の部屋だった軒下にスズメバチが巣を作り始めた。

最初はあまり気にしていなかったのだが、
みるみるうちに大きくなり、
サッカーボールくらいの大きさになってしまった。

事態がそこまでに至り、
ようやく非常に危険な状態である事がやっと判明する程の、
間抜けな家族であった。
(^^;

どうしたものか?と思案した挙句、
「奇襲攻撃」を仕掛ける事にした。
もちろん、仕掛けるのは私の役目・・・
誰も手伝ってくれない・・・

オートバイ用のフルフェイスヘルメット、
厚手の手袋、ジャンパー、首の部分にはヘルメットと接続できる、
特殊な冬用のカバーで覆った。
見た目は宇宙服のような完全防備で臨んだ。

夜間、決行した。

円筒のゴミ箱と大きい下敷きを用意した。

スズメバチが全部巣の中にいるのを確認し、
その後、決死の思いで、まずはゴミ箱で巣を一気に覆い、
軒下と密着させ、出られないようにした。

途端、ドワーーーーーーーーーーンッ!!と言う、
物凄い羽音がして、箱の中で凄い数のスズメバチが猛り狂っているのが震動で分った。
一瞬、恐怖で目眩がし、手を放しそうになってしまった程だ。

その後、気を取り直し、下敷きを箱と軒下の間に上手く入れ、
巣の根元をガンガンと打ち付け、
切り離し、下敷きをそのまま蓋にして、
大きな蓋付きポリバケツにぶち込み、
殺虫剤をしこたま入れた。翌日に水を注入。
さらに念を入れて一週間待った。

一週間後、それでも恐る恐る蓋を開けると、
さすがに全部死んでた。
死骸と言えどもスズメバチ。結構怖かった。

毎年、日本国において、動物の攻撃により死ぬ人が少なからずいる。
その筆頭は「スズメバチによる刺傷」である。
確かここ何年も変わっていないはずだ。
ご用心、ご用心。