もう20年以上も昔、パキスタンを旅行した。
現地人の知り合いの家に泊まっての一週間ほどだった。
水が良くないと聞いていたので、
神経質な私は「浄水ストロー」と言う、
濾過式の簡易浄水器を持って行って、
それで水分の摂取をしていた。
しかし、野菜サラダや氷に含まれている水が、
少しずつ効いて来て、結局5日後に「超下痢」状態になった。
コレラに罹ったのかと思ったほどだ。
5分おきにトイレに行ってしまう。
持って行った普通の「下痢止め」はほとんど効かなかった。
翌日は脱水症状のため動けなくなってしまった。
幸い病院に行き助かった・・・
それ以来、外国に行く時は「抗生物質」と「下痢止め」を必ず携行する。
細菌性の時は「抗生物質」、油などが合わない時は「下痢止め」を、
と適切に使い分けする。
その後、タイに皆既日食を見に行った際も、
5日目くらいに「超下痢」が始まりかけた。
しかし、この時はすぐに抗生物質を飲んだ。
自分の腹の中で細菌と抗生物質が闘っているのが分ったほどだ。
見事に治まった。
海外での病気、これほど心細い事はない。
薬を含めたサバイバル用品の携行は欠かせない。
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